動物病院に住む動物

6年前に突然やってきたメス猫。

今でこそ、行政・獣医師会をはじめ色々な団体が里親探しをしたり、

公費による避妊去勢の援助、地域猫と言う形のお世話が定着して、少なくなくなってきたが、

昔は、玄関先に猫が入った箱を置いて行かれるというのは、珍しい事ではなかった。

この猫もその中のひとり。

ほぼ全ての動物病院で保護されている犬猫はいて(知る限りでは100% )、

その後を動物病院で過ごすと言う犬猫は多いと思います。

年を取っていたり、病気を持っていたりで里親も見つけ難く、

かといって数か月世話をして、情がわいた子に安楽死もしたくないので、

残りの一生を動物病院で過ごす事になります。

この子も、猫エイズ陽性。

年齢も正確には分からず、発症のリスクもあり、里親探しを断念。

結局、病院にいたのは6年半。

普通の家庭で生活するのが理想だが、

次善の方法として動物病院で後半生を過ごしたこの子にとって、

この6年半は、穏やかな6年半であったと思いたい。

しかし、あくまで動物病院であって保護シェルターではないし、無制限には出来ない。

 

一般家庭で、愛情に包まれて生活出来る事が一番、は変わらない。

 

 

20160818