最期

動物を家族に迎えるに当たって、

いつかは経験する事になるのは、その子の最期の日。

多くの場合、人が動物の最期を看取る事になります。

あんなに小さかった子が、何年かすると、

(人の年齢に換算するとですが)自分より年寄りになっていたりする訳です。

ジャンプを失敗するようになったね、とか、

白髪が目立つようになってきたね、とか、

目が白くなってきたね、とか、

色々と老化現象が目立つようになってくる訳です。

寝ている時間が長くなって、やがて旅立つ日がやってくるのです。

と言っても、これは大病もせず、寿命を全うした場合の恵まれたケースです。

飼い主さんも、その死を納得して受け入れる事が出来るでしょう。

しかし、死は、若くして突然やってくる場合もあります。

交通事故の場合もありますし、心臓血管系の病気の場合もあります。

その時、飼い主さんは、どのように自分を納得させ、心を静めるのか。

これは、本当に難しいと思います。

当院に掛かっていて、突然死で亡くなった子がいましたが、

その飼い主さんは、その死を受け入れる事が出来ませんでした。

その時の飼い主さんの表情や言葉は、今も心に深く突き刺さっています。

どの子にもやってくる最期の日。

家族の方々が、その日を心穏やかに迎えられるようにするのも、獣医師としての役目の一つ。

心して臨まないといけません。